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未来ロボティクス学科チーム、AI-Formulaプレレース大会でベストラップ賞とベストタイム賞を獲得

未来ロボティクス学科(担当教員:林原靖男教授)のチームが3月、モビリティが自律走行でレースする技術チャレンジ「AI-Formula」プレレース大会でベストラップ賞とベストタイム賞を獲得しました。未来ロボティクス学科のソフトウェア開発をはじめとする高い技術力が証明された形で、開発したソフトウェアはオープンソースとして公開されています。

AI-Formula
は、次世代モビリティを動かす自動化システムの技術者を育成するためのプロジェクト。計測自動制御学会と自動車技術会が主催し、本田技術研究所が支援する競技会には2024年度から未来ロボティクス学科も参加しています。

レース型の技術チャレンジは、貸与された小型モビリティを指定のコースで自動走行させることが求められ、制御性を向上させるための改良や自動走行するソフトウェアの開発を約1年かけて行ってきました。AI-Formulaは実験する場所と機会が得られる点が他のプロジェクトとは異なり、モビリティを用いて屋外で自律走行を行うため自動運転技術の研究開発を実践的に学ぶことができます。

メンバーは、大学3年生から大学院2年生までの計9人。月12回はテストコースでの実験を重ね、今年3月に「AIモビリティパーク紫峰」(茨城県常総市)で行われたプレレース大会では1周約300メートルのコースを3周し、ベストラップ賞(39481)とベストタイム賞(159471)を獲得しました。

自動走行するためのソフトウェアを開発した山下響さん(大学院1年)は「モビリティを制御するソフトウェア開発は初めての経験だった。試行錯誤しながら先輩方にもアドバイスを頂き、自動運転分野に関して知識を得ることができた」と振り返ります。

ディープラーニングなど新しい技術を取り込み、ロボットを安定して制御する高い技術力に定評がある同チームは20263月頃に開催予定の大会でも優勝を目指しています。馬場琉生さん(大学院2年)は「AI-Formulaは時速3040キロ程度のスピードを出せるモビリティを扱い、コンピュータの処理能力の高さなどが求められる。貴重な体験となっている」と話しています。

◆林原研究室WEBサイト◆
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