千葉工業大学

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デザイン科学専攻

高いデザイン手法を身につけた,実践的なものづくりや仕組みづくりができる高度専門技術者を育成

本専攻では,「デザイン科学に関する基盤的知識及び高度な専門知識・技術を身につけ,それらを活用するフィールドワーク・演習・研究活動を通して,現実の生活や社会の中から主体的に課題を見出し,解決する行動力や思考力,新たなものや仕組みをつくりだすための様々な科学的手法,発想を実現するデジタルアプリケーションやプロトタイピングなど社会で役に立つ高度なデザイン力を習得させることにより,地域社会や地域産業への貢献を目指す」ことを教育研究上の目的とする。
また,デザイン科学専攻修士課程では,「高い見識・技術力や創造性に富んだデザイナーの育成に加え,デザインプロセスを様々な分野に応用でき,チームビルディングやプレゼンテーションの手法を駆使して,調査,解析,発案,プロトタイピングなどの現実につながる高いデザイン手法を身につけた,実践的なものづくりや仕組みづくりができる高度専門技術者を養成する」こととする。
デザイン科学専攻には,「プロダクトデザイン」「プロモーションデザイン」「スペースデザイン」「デザインカルチャー」「デザインイノベーション」「ヒューマンファクターエンジニアリング」という 6 つの研究分野があり,それぞれの専門分野が目指す教育・研究のねらいは以下の通りである。
プロダクトデザイン:多様化するユーザーに提供すべき製品の価値や,技術の進展によって生まれるものづくりの可能性から,プロダクトデザインのあり方を研究する。また,社会的な要因や製品のライフサイクルも含めた総合的な視点からデザインに取り組む人材の育成をめざす。
プロモーションデザイン:デザインプロセスを総合的体系的に捉え,価値創出のあり方を検討するとともに,コミュニケーションデザインの側面から先端的な表現媒体,技法を探り,より精度の高いコミュニケーション・プロモーション領域の可能性を探る。
スペースデザイン:スペースデザインでは,内部空間と外部空間の双方を対象としたスペースデザインの計画と評価に関する内容を取り扱う。空間のデザイン手法にとどまらず,利用者の視点から空間デザインを評価する使い手重視のデザインを目指す。
デザインカルチャー:歴史,地理,思想,芸術,産業など,文化の基盤を形成している諸要素についての理解を深め,それらの関係が表出した様々な事象を読み解くことで,価値観が変化していく現代社会におけるデザインの意義を探究する。
デザインイノベーション:デザインを取り巻く現代的なテーマに潜在する問題や課題を定義,理解, 発見,創造というイノベーションプロセスにしたがって,課題解決に導くための新たなデザイン手法の提案および実践を通じた手法の有効性,提案の有意性を検証することを目指す。
ヒューマンファクターエンジニアリング:デザインを考える上で必要なヒトの筋活動等の生理情報を取得する計測手法等について学び,それらをもとに実際の製品や空間の使いにくさやわかりにくさといった点から評価するための実験計画の立案や実際の評価を試みる。

修業年限 2年

概要

  • ディプロマ・ポリシー
    デザイン科学専攻では,所定の期間に所定の単位を取得し,学位論文審査及び最終試験に合格するとともに,下記の要件を満たす人材に修士(工学)の学位を授与する。
    (1) 人文科学・社会科学・自然科学に関する基礎学力及びデザイン科学を主とする専門領域の基礎知識と基礎技術に裏付けされた高度な専門知識と技術を有し,高度専門技術者及び研究者として必要な教養を身につけている。
    (2) デザイン科学を主とする専門領域で不定解となる実生活や社会の課題においても自ら発見する能力を有し,創造的な解決に必要となるプロダクトデザイン,プロモーションデザイン,スペースデザイン,ヒューマンファクターエンジニアリング等に関する高度な専門知識・論理的思考や技術を身につけている。
    (3) プロダクトデザイン,プロモーションデザインスペースデザイン,スペースデザイン,ヒューマンファクターエンジニアリング等に関する高度な専門知識・技術を駆使して,デザイン科学関連の課題を広い視野で創造的に問題解決する能力や社会に貢献できる高いデザイン力を身につけている。
    (4) 自らの思考・判断のプロセスを説明し,具体的な事例や根拠を示しながら伝達する高度なプレゼンテーション能力,コミュニケーション能力を身につけている。
    (5) グループでの共同作業・研究活動を適確に実行し,チームビルディングの手法を駆使して,強固な協力関係をつくり上げてゆく能力を身につけている。
    (6) デザイン科学分野の高度専門技術者及び研究者として守るべき倫理や負うべき社会的責任を理解している。
  • カリキュラム・ポリシー
    デザイン科学専攻では,ディプロマ・ポリシーに掲げた能力を有する人材を育成するために,以下の方針に基づいてカリキュラムを編成している。
    (1) デザイン科学を主とする専門領域において,工学的な理論を応用・展開するうえで創造工学の基盤となる知識や汎用的な能力を涵養するための科目群を配当するとともに,プロダクトデザイン, プロモーションデザイン,スペースデザイン,デザインカルチャー,デザインイノベーション, ヒューマンファクターエンジニアリング等における高度な専門知識や技術,幅広い視野で物事を捉える知識を確実に定着させる科目群を配当する。
    (2) プロダクトデザイン,プロモーションデザイン,スペースデザイン,デザインカルチャー,デザインイノベーション,ヒューマンファクターエンジニアリング等の高度で専門的な知識・技術, 汎用的な能力を駆使し,幅の広い視野で自ら課題を設定するとともに,行動計画・工程・作業分担の立案,実行,検証,改善を他者と協力しながら実践的に学び,創造的な観点から解決を図るための科目群を配当する。
    (3) 生命を尊重し,法令を遵守すると共に,データ改ざん,盗用,剽窃行為の禁止など,高度な技 術者又は研究者として守るべき倫理や社会的責任を理解するための科目を配当する。
  • アドミッション・ポリシー
    デザイン科学専攻修士課程では、大学院への入学者の受入れと入学後の教育に有機的なつながりを持たせることから、学部段階で建築学分野に関する基礎的、基本的な知識や能力を修得した者を受入れることとしており、入学受入れの対象者としては、本学の創造工学部のデザイン科学科を卒業した者及び他大学でデザイン科学分野の教育を修めた者、既にデザイン科学分野及び同関連分野で職業実践に携わる社会人等を受入れることにより、教育機会の拡大と多様な学生の受入れに積極的に対応することとしている。
    また、養成する人材の目的及び教育課程の編成の考え方を踏まえて、次のとおり、入学者の受入方針を設定する。
     
    1. デザイン科学分野に対する強い興味と関心並びに学習意欲を有している。
    2. デザイン科学分野の基礎的な知識及び基本的な技術と態度を有している。
    3. 物事を多面的かつ論理的に考察し、広い視野で問題解決する能力を身につけている。
    4. 自分の考えを的確に表現し、具体的な事例や根拠を示しながら相手に確実に伝達することができる。