千葉工業大学

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学生の自由な発想で未来のモビリティを創造
西田研究室×トノックス×nicomobi JAPAN MOBILITY SHOW 2025に出展

デザイン科学科の西田絢子研究室は、株式会社トノックス(本社:神奈川県平塚市、代表取締役社長:殿内崇生)および nicomobi株式会社との産学連携プロジェクトの一環として、1030日(木)~119日(日)(一般公開:1031日(金)~)に東京ビッグサイトで開催される JAPAN MOBILITY SHOW 2025 に出展した。

出展内容は、「学生のアイデアで創る未来ブース」をテーマに、超小型電気自動車「クロスケ」「そらまる」が活躍する近未来の世界観を学生たちの発想で表現するもの。2023年より始動した西田研究室とnicomobiによる超小型EV「クロスケ」のサービスデザイン開発プロジェクトを発展させ、今回の展示では「クロスケ」の製造を担うトノックスのブースデザイン・フライヤー・ノベルティ制作を学生が担当した。

トノックスとnicomobiが描く未来のモビリティ社会を、学生の創造力で体感できる空間として設計。実社会の課題にデザインで挑む実践的な学びの場として、学生たちは企画立案からデザイン、展示構成に至るまで主体的に取り組んだ。

産学連携による本取り組みは、学生がデザインを通じて「未来を創造する力」を磨く実践教育の一環で、次世代モビリティ産業を担う若い人材の創造性を、社会へと発信していくことが期待される。
 【西田絢子准教授のコメント】
2023年より千葉工業大学 創造工学部 デザイン科学科 西田研究室とnicomobi株式会社は、超小型EV(クロスケ)のサービスデザインを行う産学連携プロジェクトとしてスタートしました。今回、クロスケの製造・組み立てを行っている株式会社トノックスのJAPAN MOBILITY SHOW 2025におけるブースデザインやフライヤー、ノベルティグッズなどクロスケの未来の世界観を若い学生のアイディアで実現することができました。 最後に、この場をお借りして、貴重な機会と学びの場をくださった株式会社トノックスおよびnicomobi株式会社の皆さま、関係各位の皆さまに心より感謝申し上げます。

【プロジェクトリーダー・久道慈恩さん(長尾徹研究室・デザイン科学専攻修士課程1年)のコメント】
6月のキックオフ以降、トノックスの社員の皆様と意見交換を重ね、ブースの企画からデザイン、展示構成に至るまで協働してまいりました。 本ブースの企画・デザイン・展示構成には、千葉工業大学デザイン科学科の学生が関わっており、学生ならではの視点から、トノックスのものづくりの魅力や「クロスケプロジェクト」の世界観をどのように伝えるかを考えました。その中で、学生らしく自由な発想を生かした提案ができたのではないかと感じています。 初めて産学連携プロジェクトのリーダーを務める中で、難しさを感じる場面も多くありましたが、チームのメンバーと力を合わせ、一歩一歩課題を乗り越えながら進めてきました。こうした経験を通じて、社会と関わるデザインの現場に携わることができたことを、心からうれしく思っています。

【ブースデザイン・山口凜さん(同学科4年・西田研)のコメント】
トノックスの展示ブースは、プラモデルのランナーをモチーフにモビリティの固定概念を払拭し、発信力のある20代女性に刺さるデザインを目指して制作しました。学生ならではの自由な発想で、思わず写真撮りたいと思ってもらえるようなワクワク感のブースあるに仕上げています。 また、配布ノベルティも女性目線で「かわいい!」「欲しい!」と思ってもらえるデザインにこだわりました。 トノックスのモノづくりへの想いと、nicomobiクロスケをみんなで育てていくという両社の想いを込めています。

【株式会社トノックス 技術部・加藤俊彦次長】
今回のJAPAN MOBILITY SHOW 2025出展にあたり、千葉工業大学 西田研究室の学生の皆さんと一緒にブースづくりを進める中で、私自身多くの刺激と学びを得ることができました。学生の皆さんは、限られた期間の中でも常に前向きに取り組み、柔軟な発想力と行動力でプロジェクトに新しい風を吹き込んでくれました。企業として実現したいメッセージと、学生ならではの視点や感性がうまく融合した展示になったことを誇りに思います。