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未来ロボティクス専攻の卒業生らが富士技術出版㈱から第18回JRM優秀論文賞を受賞しました

未来ロボティクス専攻の卒業生らが富士技術出版㈱から第18回JRM優秀論文賞を受賞しました

1.受賞者氏名
橋本 乃彩(はしもと のあ)※主著
鈴木 瑠緯(すずき るい)
 
2.学科(専攻)・学年・研究室
橋本さん:未来ロボティクス専攻修了生(菊池 耕生研究室)
鈴木さん:未来ロボティクス専攻中退後、現テキサス大学アーリントン校修士2年
 
3.受賞名称
「第18回JRM優秀論文賞」
 
4.受賞日
令和7年12月26日(金)
 
5.受賞団体・大会名
富士技術出版㈱
 
6.論文(作品)・研究題目
「CFD Analysis of Takeoff from a Water Surface for an Insect-Scale Aerial/Aquatic Robot」
 
7.受賞対象となった作品や研究の概要
本研究は、水生昆虫であるハイイロゲンゴロウの驚異的な離水能力(水面からの直接飛翔)を、昆虫サイズのロボットへ応用することを目的としています。 数値流体力学(CFD)を用いた解析により、離水におけるスラッピング運動(水面へ翅を打ち付ける運動)の有効性や、パドリング(肢の水掻き)、水面効果、clap-and-fling(翅同士の打ち付け&引きはがし運動)といった各要素が揚力発生に与える影響を定量的に評価しました。中でも、水面効果とclap-and-flingの相乗効果が離水効率を高めるメカニズムを特定した点は、生物模倣(バイオミメティクス)ロボティクスにおいて重要な知見とになると考えています。
 
8.受賞の感想
橋本さん:この度は、このような栄誉ある賞をいただき、大変嬉しく思っております。 本受賞は、熱心にご指導いただいた菊池先生をはじめ、共に研究に邁進した鈴木くん、そして研究室の皆様の協力があったからこそだと感じております。 ハイイロゲンゴロウが持つ「水面からの直接飛翔」する運動に着目したユニークかつ挑戦的なテーマに向き合う日々は、まさに「一喜一憂」の連続でした。壁にぶつかることも多々ありましたが、一歩ずつ仮説と検証を地道に繰り返したことで、納得できる成果としてまとめることができました。

鈴木さん:本研究は気液界面におけるはばたき飛翔という、極めて複雑かつ挑戦的なテーマを対象としており、CFD解析、実験、生体観察を組み合わせた多角的なアプローチにより検証されました。本受賞は、菊池先生の手厚いご指導と主著の橋本さんの真摯な努力はもちろん、研究テーマの枠を越えた闊達な協力、議論が行われる菊池研究室の風土の賜物であり、ここに深く感謝申し上げます。