千葉工業大学

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情報工学科

情報工学の基礎となる科学技術を学び、コンピュータや携帯電話、ICカードなどを設計できる技術者をめざします。

ハードウェアとソフトウェアの両方をバランスよく学べます。
論理的に考えるシステマティックな思考が身につきます。
課題を見つける“問題発見力”を育てます。

学科の特色

ソフトウェアとハードウェアの両面から最先端技術を学びます。

急速に普及、発展する、SuicaなどのICカード、iPhoneをはじめとするスマートフォン、さらにそこで使われているLINEなどのアプリケーションはすべて情報工学の成果です。
現在、情報工学の世界では、ソフトウェアとハードウェアの両方を理解することが求められています。情報工学科では、ソフトとハードの両面から最先端技術を学び、自ら設計し、ソフトウェアも開発する能力を身につけることができます。
情報系の人材は多くの業界で必要とされています。情報系の企業でシステムを開発するだけでなく、一般の企業でネットワークの設計に関わるなど活躍の場は多岐にわたります。

  • ディプロマ・ポリシー
    情報工学科では,次の教育目標を達成した者に対して学士(情報科学)を授与する。
     
    (1) 情報工学分野のソフトウェア領域及びハードウェア領域における基礎技術について説明できる。また,それらの知識をもとに,目的に応じた情報処理システムを設計・構築することができる。
    (2) 通信,ネットワーク,画像・音響などのマルチメディア,人工知能など,情報工学分野における先端的な応用技術について説明できる。
    (3) 情報工学分野の技術に関して,複数の解決手法が想定される,あるいは解決手法が明らかでない工学上の問題を発見し,解決のための計画を立案できる。また,その計画に基づいて情報処理システムを設計・構築した上で総合的な評価ができる。
    (4) 技術的な内容について他の専門家,あるいは技術者でない人と論理的に議論を行い,協調して問題解決を図ることができる。
  • カリキュラム・ポリシー
    情報工学科のディプロマ・ポリシーを達成するために,以下のとおり教育課程編成における方針を定める。
     
    (1) ソフトウェア領域,ハードウェア領域双方に渡る専門知識を修得するために,その基礎となる自然科学を学ぶ科目群,基礎的な情報処理技術を学ぶ科目群,及びその上に立脚した専門知識を体系的に学ぶ科目群をそれぞれ配置する。また,情報処理システムを設計・構築できる実践的な技術を養成するために,演習・実験系科目を配置する。
    (2) 情報工学分野の応用技術に関する専門知識を修得するために,先端的な技術について具体的かつ実践的に幅広く学ぶ科目群を配置する。
    (3) 高度な情報処理技術者として求められる問題発見,解決のための計画立案,その遂行及び評価を行う能力を少人数指導による研究活動を通じて養成するために,卒業研究とその関連科目を配置する。
    (4) 技術的な内容について論理的に説明し主張するための文書作成能力,口頭発表能力,コミュニケーション能力を養成するために,文書読解・作成能力の養成を目的とする科目,レポート提出を必須とする演習・実験系科目,及び卒業研究とその関連科目を配置する。
  • アドミッション・ポリシー
    情報工学科は、情報工学分野のソフトウェア領域及びハードウェア領域の知識をもとに、目的に応じた情報処理システムを設計・構築することができる人材を育成します。通信、ネットワーク、画像・音響等のマルチメディア、人工知能など、情報工学分野における先端的な応用技術についての知識を身につけることにより、情報工学分野の技術に関して、複数の解決手法が想定される、あるいは解決手法が明らかでない工学上の問題を発見し、解決のための計画を立案できる力や、その計画に基づいて情報処理システムを設計・構築したうえで総合的な評価ができる力を養います。また、技術的な内容について他の専門家、あるいは技術者でない人とも論理的に議論を行い、協調して問題解決を図ることができる素養を培います。
     
    〈求める学生像〉
    1. ソフトウェアに関して「使う」ことよりも「作る」ことに興味のある人
    2. ソフトウェアの基盤となるハードウェアやネットワークの技術にも学習意欲のある人
    3. 自ら手を動かし、分析、考案、設計することに熱意を持った人

学びのポイント・カリキュラム

情報工学科_カリキュラム(PDF ファイル 1.3MB)
  1. 1年次

    プログラミングを中心に、基礎となる力を身につけます。

    情報工学を支える数理科学や物理学の講義を受講して基礎学力を身につけるとともに、「プログラミング演習」もいち早くスタートして、今後の基礎となるプログラミングを修得します。後期からは、2 年次以降の実験の報告書や卒業論文につながる「技術文書作成」もはじまります。

  2. 2年次

    実験を繰り返し、知識にとどまらない、情報工学の総合的な力を養います。

    講義で学んだ知識を実際に確認する実験を行います。電子機器をプログラムで制御する実験も行います。実験計画、実験作業、報告書作成の3 つを繰り返すことで、自分で調査し設計する力、作業を遂行する力、文書をまとめる力を養います。

  3. 3年次

    実践的な課題に取り組む情報工学の総仕上げを行い、卒業研究につなげます。

    これまで学修した技術、知識を結集して、問題を発見し、その解決をめざすPBL(プロジェクト・ベースド・ラーニング)型の実験に取り組み、実践力を高めます。後期からは各研究室に所属し、4年次に取り組む卒業論文の準備をスタートします。

  4. 4年次

    卒業研究で自分の課題に取り組みます。

    これまでの集大成となる卒業研究に取り組みます。わかっていることを学ぶ「勉強」ではなく、わかっていないことに挑戦する「研究」を行うのです。自分で課題を見つけ、考え、得られた成果を卒業論文にまとめます。研究発表のためのプレゼンテーション技術も修得します。

取得できる資格

  • 中学校教諭一種免許状(数学)
  • 高等学校教諭一種免許状(数学・情報)