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知能メディア工学専攻の学生が、日本音響学会第154回(2025年秋季)研究発表会にて「第31回 学生優秀発表賞」を受賞しました

知能メディア工学専攻の学生が、日本音響学会第154回(2025年秋季)研究発表会にて「第31回 学生優秀発表賞」を受賞しました

1.受賞者氏名
深澤 実紅(ふかさわ みく)
 
2.学科(専攻)・学年・研究室
知能メディア工学専攻2年(竹本浩典研究室)

3.受賞名称
「第31回 学生優秀発表賞」
 
4.受賞日
令和8年3月18日(水)
 
5.受賞団体・大会名
日本音響学会
第154回(2025年秋季)研究発表会
 
6.論文(作品)・研究題目
「歌唱における母音の発声方法の違いが音素長に与える影響」
 
7.受賞対象となった作品や研究の概要
歌がうまいと感じられる要因として、歌い手のフォルマントやビブラート、音高の正確さなどが知られていますが、各音素の継続時間(音素長)が印象に与える影響については十分に明らかになっていません。 そこで私たちは、子音と母音の音素長および発声タイミングが歌のうまさに与える影響について検討しました。武島羽衣作詞・瀧廉太郎作曲の「花」を用い、プロの声楽家と声楽指導を受けたことのない学生の歌唱を比較した結果、プロでは語頭の破裂音などの子音の音素長が有意に長く、閉鎖区間が有意に短いこと、さらに小楽節の冒頭における発声タイミングが有意に早いことが示されました。 しかし、歌い方の違いによって発声タイミングや音素長がどのように変化するのかについては、十分に明らかになっていません。 そこで本研究では、プロのオペラ歌手による通常の歌唱(声楽的歌唱)と、できるだけ声楽的な技術を用いない歌唱(非声楽的歌唱)を比較しました。さらに、母音 /a/ のみで歌唱した音声(母音歌唱)についても発声タイミングを検討しました。 その結果、母音歌唱では楽譜通りのタイミングで発声されていましたが、歌詞を伴う歌唱では、子音が楽譜のタイミングよりも先行して発声されていました。特に声楽的歌唱では、その先行の程度が有意に大きく、発声技術として子音の発声を早めることで、音素全体の持続時間を確保し、明瞭な歌詞伝達を実現している可能性が示唆されました。
 
8.受賞の感想
この度は学生優秀発表賞をいただき、大変嬉しく思っています。これまで継続して取り組んできた研究を評価していただき、大きな励みとなりました。 本研究は、日頃よりご指導いただいている竹本浩典先生、大阪芸術大学の高橋先生をはじめ、知能メディア工学科の先生方や研究室の皆さん、家族など、多くの方々のご指導とご支援のもとで進めることができました。心より感謝申し上げます。 今後は、本研究で得た知見や経験を大切にしながら、後進にもつながっていくことを願っております。
 
9.関連リンク